山羊のいけにえ

好きな映画を深掘りしたい

2022-01-01から1年間の記事一覧

<マーシー・ブラック>・・12345・・・

マーシー・ブラック(2019) 母親の病を治すため森の奥深くで友人を殴打し指を切断した。 生贄を捧げた。 魔物“マーシー・ブラック”を召喚した。 The itsy bitsy spidercrawled up the water spout.Down came the rain,and washed the spider out.Out came the…

<エウロパ>宇宙は怖い

エウロパ(2012) 未知の領域への到達は人間の希望か欲望か。破滅か。 もう怖い。ただもう本当に怖い。何がそんなに怖いかって宇宙で想像し得る“怖い”がオンパレードすぎるからだ。結論、前人未到の宇宙は怖い。 Europa Report Official Trailer #1 (2013) - M…

<アントラーズ>デル・トロ風味ファンタジー・ホラー

映画『アントラーズ』(2021) デル・トロ監督が製作に関わっているとなれば、いつでも安定したホラー・ファンタジーが楽しめるのは言うまでもない。 今作もそれに違わずねっとりと湿度の高い映像に仕上がっている。オレゴンの森で発見された惨殺死体は下半身…

<ボイス―深淵からの囁き―>やっぱりスペイン映画は面白い

Netflix映画「ボイス―深淵からの囁き―」(2020) 冒頭から良作の匂いをプンプン漂わせる異様な効果音に期待が高まってしまう。全てはスペイン語の響きのせいか、蝿の羽音のせいか。 家屋修繕を生業としている一家。彼らが次に選び引っ越してきた中古の屋敷で、…

<ELI ーイーライー>まさかの展開!○○○降臨

Netflixオリジナル映画「ELI」(2019) ネタバレ注意オカルトホラー このご時世で完全ネタバレ回避は難しいのかもしれないが、オカルト系が好きであれば極力ネタバレは避けて鑑賞していただきたい。 サイコパスとか人体実験とか心霊現象とか、そんなやわなもん…

<プレデター:ザ・プレイ>

映画『プレデター:ザ・プレイ』Disney+より 誇り高き戦闘民族:プレデター 何はともあれ最高だった。 プレデターとはなんぞやを意識するのであれば“彼らが地球へやってきた理由“などを理解してからの鑑賞をオススメするが、特に予備知識はなくてもOKです。…

<C‘MON C‘MON ーカモン カモンー>“Simply Better“

カモン カモン(2022) 若者たちの声 私たちが住んでいるこの世界や育った土地のこと、親のこと、未来についてを子供たちに問いかける。 話したくなければ話さなくていいんだよと、ラジオジャーナリストのジョニーは優しい眼差しで子供たちの声をマイクに落と…

<エスケイプ・フロム・トゥモロー>ようこそ狂気ファンタズムへ

エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013) この作品はフィクションです。 もちろんだ。 エスケイプ・フロム・トゥモロー 予告編 - YouTube 悪夢はすでに始まっていた みんな大好き某テーマパークでゲリラ撮影をしてしまった新人監督ランディ・ムーア。悪夢が蠢…

<10番街の殺人>腰痛持ちのシリアルキラー

10番街の殺人(1971) ジュラシック・パークシリーズがラストを迎えた2022年の夏。全ては、ジョン・ハモンド博士が恐竜パニックのはじまりだった。 キッズたちの好奇心を弄ぶおじいちゃん的要素を構え、無責任というノリを権力と財力でねじ伏せていたハモンド…

<コングレス未来学会議>現実か虚構か

少し前に加山雄三がVR化して湘南乃風とコラボをしていた。その映像を観た時、ふと、この映画が脳裏にフラッシュバックした。 コングレス未来学会議は現実の俳優をCGに取り込み、老いや整形、スタジオが求める容姿などの精神的苦痛から解放するというもの。そ…

<ムーンフォール>エメリッヒの地球破壊を全力で楽しむ!!都市伝説+パトリック・ウィルソン=覚醒

月が地球に落ちてくる・・・ いったい今度は何をしてるんですか、エメリッヒ監督。 過去あれだけ地球を壊滅の危機に追い込んだ監督が、こともあろうか今度は月を落とそうとしている。 [あらすじ] 2021年、NASAの宇宙センターは衝撃と緊張に包まれる。謎の…